■カトリック小倉教会

kokurach-01ディエゴ加賀山隼人は、摂州国、伊丹隼人正朝明の長男として誕生しました。家族全員が熱心なキリシタンでした。
隼人は、17歳のときに右近に仕官、山崎の合戦で初陣を飾りました。右近の追放後はキリシタン大名であった奥州の蒲生氏郷に仕えることになりましたが、蒲生氏も病死し、右近の友でもあった細川忠興に仕えることになりました。

kokurach-021614(慶長19)年の幕府の禁教令を受けて、細川忠興はキリシタン検挙を強めました。
忠興の重臣となっていた隼人は、キリスト教の教えを棄てることを拒んだため、1619(元和5)年10月15日、干上り(日明 ひあがり)の丘といわれる場所で処刑されました。

カトリック小倉教会の前には、加賀山隼人殉教顕彰碑が建てられています。
石碑には、小舟で処刑場の下に着き、改宗を求める役人に自分の信仰を話し隼人の姿と、隼人の詠んだ一首が彫られています。

   寄海戀(うみにおもいをよせる)
千尋より深きおもひの海はあれど
もらしそむべき言の葉ぞなき

  • 住所:〒802-0084 福岡県北九州市小倉北区香春口1-3-1
  • アクセス:北九州モノレール「香春口三萩野」駅下車 徒歩5分
    市バス・101系統「四条烏丸」下車 徒歩10分
〒802-0084 福岡県北九州市小倉北区香春口1-3-1